【断熱革命!】内窓で変わる暮らしと光熱費☆

みなさん、こんにちは!
アラサーサラリーマンのひでぼうです!
今回は私が初めて働いた住宅関係の仕事で体験したものの中で
みなさんにおすすめしたい商品を紹介します!
夏はエアコンをつけてもなかなか涼しくならない。
冬は暖房を切るとすぐに部屋が冷えてしまう。
そんな悩みを持つ方におすすめなのが「内窓」の設置です。
実は、家の中の熱の約半分は「窓」から出入りしていると言われています。
そこで内窓を取り付ければ、暑さ・寒さをぐっと抑え、光熱費の節約にも直結!
わが家も導入してから、冬は暖房の効きが良くなり、夏は冷房の持ちが長続きするようになりました。
今回は、内窓がもたらす断熱効果と、実際の光熱費削減の実例をご紹介します。
そもそも「内窓」ってなに?
- ①複層ガラスサッシ(PGサッシ)との違い。
窓サッシには必ずガラスが入っており、
その枚数によって呼び方が異なります。
ガラスが1枚のものは「単板サッシ(SG=シングルガラス)」
2枚のものは「二重サッシ(PG=ペアガラス)」と呼ばれます。
まずはご自宅の窓がどちらのタイプか確認してみましょう。
近年は断熱性能向上のため、ペアガラスの採用が義務化されており、
新しい住宅ほど単板ガラスである可能性は低くなっています。
築年数によっては既にPGサッシが標準仕様となっている場合も多く、断熱性能や快適性に直結します。
ここでは、サッシのガラスが2枚あることではなく、二重窓は”窓が二つあること”とイメージしてください。
下記の写真の外側にあるサッシは1枚のガラスなので、SGサッシ。
内側のサッシ(内窓)はガラスが2枚あるので、PGの内窓サッシになります。

(出典:LIXIL「インプラス/インプラス for Renovation/インプラス浴室仕様」公式ページ)
- ②取り付けの仕組みと基本構造

上記①で説明した通り、内窓は今ある窓の室内側にもう一つ窓ガラスを設置する仕組みです。
既存のサッシを取り壊す必要が無い為、壁や構造を大きく傷つけないのが特徴。
新たに取り付ける内窓は、主に断熱性に優れた樹脂製サッシとガラスで構成され、
既存窓との間にできる「空気層」が断熱・防音の効果を生みます。
施工は比較的短時間で、1窓あたり30分〜1時間程度で完了することが多く、
工事後すぐに効果を実感できます。
内窓が断熱に効く理由

住宅の断熱性能において、窓は意外にも大きな弱点です。
冬の暖房時には、室内の熱のおよそ50〜60%が窓から外へ逃げていきます。
これは壁や屋根、床から逃げる熱の割合を大きく上回ります。
理由は、ガラスやアルミサッシが金属でできているため熱を伝えやすいこと、
さらに窓は開口部であるため断熱材を入れられないからです。
夏場は逆に、外から入ってくる熱の約70%が窓から侵入します。
その結果、冷房効率が下がり、電気代が高くなる原因にもなります。
つまり、窓の断熱性を高めることは、四季を通じて快適さと光熱費削減に直結する重要なポイントです。内窓を追加することで、この熱の出入りを大幅に抑えることが可能になります。
内窓で光熱費がどれくらい変わる?
導入前と後の光熱費比較(事例紹介)
ある東京都在住のご家庭では、冬場の暖房費が月平均1万2千円ほどかかっていました。
築20年でシングルガラスの窓が多く、冬になると窓際から冷気が流れ込み、
エアコンやストーブを長時間稼働させる必要がありました。
そこで、リビングと寝室の計4カ所に内窓を導入したところ、翌冬の暖房費は月平均9千円程度に減少。1シーズンで約9,000円の節約になりました。
夏場も同様で、冷房費が月5,000円前後から4,000円弱まで下がっています。
このように、光熱費の変化は家の構造や窓の数によって異なりますが、
一般的には年間で1〜2万円程度の削減が期待できます。
加えて、補助金制度を活用すれば導入コストも抑えられるため、
数年で元が取れるケースも少なくありません。
エアコンの使用時間が減る理由
上記でも述べてきましたが、内窓を設置すると、断熱効果が上がります。
窓から伝わる外気温の影響が大幅に軽減され、
エアコンをかけなくてもよい場合も天候によっては発生してきます。
冬は室内の暖かい空気が逃げにくくなり、外からの冷気も入りにくくなります。
その結果、エアコンの設定温度まで部屋が暖まる時間が短縮され、稼働時間を減らせます。
夏は逆に、外からの熱気や直射日光による室温上昇が抑えられ、冷房効率が上がります。
冷房の立ち上がり時間が短く、設定温度を上げても快適に感じられるため、
消費電力の削減につながります。
また、内窓には防音効果もあり、外の騒音が減ることでより快適な室内環境を保てます。
結果的に、リラックスできる時間が増え、
冷暖房の「つけっぱなし防止」にもつながるという副次的な効果も期待できます。
内窓のメリットは断熱だけじゃない!
- ①結露防止効果
内窓は外気温の影響を受けにくくし、窓表面の温度差を小さくします。
これにより、冬場の暖房時に発生しやすい結露を大幅に抑えることができます。
結露はカビやダニの発生原因になり、健康面や家の劣化にも悪影響を及ぼしますが、
内窓を設置することで湿気がガラス表面で水滴になるのを防ぎ、窓周りを清潔で快適に保てます。
また、結露掃除の手間も減り、家具やカーテンの傷みも軽減されるため、
見た目だけでなく家全体の耐久性向上にもつながります。
- ②防音性アップ
実際に内窓を付けたいという要望の本来の声は、先ほどから上げていた
「断熱性」だけでなく、「防音性」を高めたいという要望から内窓を検討される方も多いです。
外の寒気を入れないように気密性にこだわって職人は取り付けるのですが、
同時に音の遮断にも効果があります。
車の出入りが多いところ(道路側の窓、高速道路に隣接しているマンション)に
私も何度も現場に足を運んで施工現場の見学に行っていました。
☆ガラスの種類に防音ガラスの仕様もあります☆
防音効果については、以下の動画を参照いただければと思いますが、
ご自宅から一番近いLIXILやYKK APのショールームで体感できますので、
是非一度足を運んでみてください!
- ③防犯面の強化
先ほど、窓は熱の出入りが大きいと書かせていただきましたが、
ということは、強盗をする犯人も窓から住宅内へ侵入するわけです。
物理的な部分でいうと、内窓はその名の通りサッシが2つあるということは、
ガラスを2枚割って、サッシについている錠(クレセント)を2つ開けなければ
いけない為、侵入されるまでに時間がかかるので防犯効果も期待できます。
☆防犯複層ガラスの仕様もあります☆
既存サッシが単板サッシだった場合は簡単にガラスが割られてしまうので、
是非内窓の取り付けを検討してみてはいかがでしょうか。
(出典:LIXIL LIXILの防犯対策|こう見えてプラス防犯 https://www.lixil.co.jp/bouhan/)
内窓の取り付けを検討する時のポイント
・①施工店の選定(補助金取扱店の確認)
まず、内窓の取り付けを検討した時に一番最初にどこに相談すればよいのか。
実際にショールームで内窓を見学した際に、簡単な見積を取ることが出来るかと思いますが、
私のおすすめは、町のガラス屋もしくは工務店に相談するのが良いと思います。
本来内窓は素人でも取付が可能です。
今ではそこそこ大きい電気屋さんにも内窓等のリフォームのチラシも掲載されているくらいです。
そこでなぜ、自身で取付するよりもプロに任せたほうがいいのか?
それは、内窓の効果は気密性によって発揮される為、
採寸から取付、その後のアフターフォローも含めてガラス屋、工務店に依頼するほうが
安心して任せることが出来るので、町のガラスのプロに3社ほど合い見積もりをして
依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
・②補助金の申請が出来るお店か?
今回、一番大きいポイントの一つといってもいい「補助金制度」
今、国から温暖化防止に向けて住宅関連の補助金が増えていることはご存じでしょうか。
引用元:©先進的窓リノベ2025事業事務局 All Rights Reserved.

引用元:©先進的窓リノベ2025事業事務局 All Rights Reserved.
性能の良い、高さ×横幅の面積が2.8平米以上の内窓を取り付けると(1か所で)106,000円の補助金が出ます。
正直補助金を使わないで内窓を取り付けている人はかなり損しています…。
内窓を3か所付けるとしたら、大きさにもよりますが20~30万程は損する可能性があるんです。
私としても是非活用してほしいと思うと同時に、申請には少々手間もかかるので、
実際に補助金申請に力を入れているガラス屋なのかというのは、必ず確認してから相談に行くようにしてくださいね。
まとめ:内窓で一年中快適な暮らしへ
ここまでたくさんのことを説明してきましたが、
もし、今この記事を読んでいるあなたが、熱さだったり寒さだったり、騒音問題だけでなく、
光熱費を節約したい、快適な生活を送りたいと思っている方に是非内窓をおすすめするとともに、
損しないように自身で調べていくあなたの力に少しでもなれればと思っています。
暑すぎて寝れない、寒すぎて布団から出たくなくなる
そういった誰かの当たり前が内窓で解決できると私は実感していますので、
皆さんの生活がよりよくなることを願って!
またね~!
投稿者
y.agulu0105@gmail.com